委員を公募 結果は…

長期修繕計画 見直してみた!委員を公募 結果は… 

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今回は、長期修繕計画の見直しで重要な役割を担う委員会をどのように進めたかをお伝えします。みなさんの参考になれば幸いです。

 

委員公募に10人

昨年6月の総会で計画見直しに賛同を得ましたが、具体的に動き始めたのは委員会がスタートした10月です。疑問に思った方もいるのではないでしょうか。

「どうしてそんなに時間がかかるの?」

以下が10月上旬の第1回委員会までのスケジュールです。
6月下旬:総会
8月:理事会で委員会の設置と委員を公募することを決定。世話役(麻生)を決定
9月上旬:世話役が全戸に委員公募の案内を配付
9月下旬:委員応募を受け付け。第1回委員会の会場・日程等を調整し委員に案内

委員会の設置は総会の議案になかったため、理事会の決定が必要でした。キチンと進めて行くと、結構時間がかかります。

委員会のテーマは長期修繕計画に限らず、マンションの将来や管理組合の運営など幅広く意見を出し合うことにしました。また、委員は特定の人に声がけするのではなく、公募することにしました。さまざまな知識や経験を持つ人が暮らすマンションの長所を生かさない手はありません。委員が目に見える形で選ばれることで、委員会が公正・正当なものであるとアピールすることもできます。

どれだけの応募があるか内心冷や冷やでしたが、ふたを開けてみれば年齢・性別を問わず在宅組合員の3割強にあたる10人が集まりました(ホッ)。

 

まずは情報共有

世話役として、委員への情報提供と共有が何より肝心だと思い、作業を進めました。若い人ならLINEなどを使うでしょうが、当方はすべて紙。資料は事前に配付しました。

内容は①マンションを巡る情勢(新聞・雑誌等の一般情報、最近の法改正と背景など)②長期修繕計画関連(国交省のガイドラインなど)③マンションの現況、です。自ら作成したのは③の一部で、物件概要や財務事情(単純計算では修繕積立金の月5000円アップが必要)は特に重要と考えました。

幅広く意見を出し合うため資料は計70ページ(!)。委員会当日は要点を説明した上で、意見交換してもらいました。多くの発言があり、何より現状認識を共有できたことで、以降のスムーズな運営につなげられたと思います。

その後はコロナ禍で思い通りに進まないこともありましたが、区分所有者アンケートや管理会社への質問状等を織り交ぜながら、月1回のペースで計5回の委員会を開きました。ことし3月末に答申をまとめ、4月に区分所有者、理事会への説明会を実施。工事計画の見直し、管理費のアップ等9つの議案は5月中旬の臨時総会ですべて決定できました。

なお、委員会の名称を「未来検討委員会」とし、出入り自由の懇談会として今後も継続していくことも総会で議決しました。

 

ここで議案について「アップは管理費ではなく修繕積立金では?」との声が…それは次回以降のお楽しみに!(麻生&安田)

 

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