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ぼうさいこくたいワークショップから⑩

Posted on Posted in ブログ, 防災

このブログでは、マンションに暮らす方々が大きな地震に遭遇したとき、どんなことに注意したらいいか、安全な在宅避難のためにどんな備えが必要かについて考えてきました。今回は、「防災対策のまとめ方」です。

 

おススメは「委員会方式」

一口に防災対策といっても、その内容は多岐にわたります。考えること、決めるべきことの多さに、何から手をつければいいの?と思われるかもしれません。一体、どう進めるのがいいのでしょう。理事会で話し合う? それとも管理会社に丸投げ?

 

理事会では、防災を集中的に話し合うことは、時間や専門知識といった面で難しいでしょう。また、管理会社に任せるのは楽ですが、住民の防災意識の向上はのぞめません。おススメは、委員会方式です。総会や理事会で設置を決め、予算をつけ、委員として、防災に関心のある住民を公募します。幅広い年齢層からの参加が理想です。管理規約などに専門委員会の規定があれば、それに従ってください。

 

具体的な進め方は?

実際の委員会の進め方のイメージです。

防災対策 委員会の進め方イメージ
防災対策 委員会の進め方イメージ

 

 

 

 

「委員会活動」では、基本方針からはじまり、個人情報の扱い、備蓄品、組織などの項目を一つひとつ検討していきますが、委員の意見がすんなりまとまるとは限りません。例えば備蓄品。「水や非常食や簡易トイレの備蓄は『自助』だから、管理組合としてはいっさい必要ない」「組合としてまとめて買えば経済的」「保管や管理はだれが責任を持つの?」など、色々な発言が出そうです。いつになったら答申がまとまるのか、延々と論議をしている間に地震が来てしまったら…そんな事態は避けたいものです。

 

カギは事務局の熱意

委員の意見を迅速にまとめ上げるのに、一番のカギとなるのが事務局です。会場や日程を設定し、必要な資料をコピー。毎回の委員会では、論点を整理しながら議論を進め、議事録を作ります。最終的に答申の形にするには、委員長のリーダーシップとともに、事務局の力量がものをいいます。

 

管理会社が事務局を引き受けてくれればいいのですが、別契約が必要と言われることもありそうです。熱意(できれば時間も)ある方を事務局に選び、さっそく動き出しましょう。適任者がいなければ、マンション管理士のような専門家の活用も検討してみてください。当NPOでは、出張ミニ防災セミナー(無料)で、防災計画作成のポイントを紹介しています。興味のある方は、気軽に声を掛けてくださいね。

 

10回にわたってお届けした「ぼうさいこくたいワークショップから」のブログは、今回で終了します。ご意見、ご感想などメールにてお寄せください。防災に関しては、ホームページの充実やブログなどで、今後も積極的に発信していく予定です。このブログがあなたのマンションの防災対策に少しでも役に立てば幸いです。ありがとうございました。(麻生、安田)

 

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