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ぼうさいこくたいワークショップから⑥

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「安否札」って聞いたことがありますか? 災害時に、自分や家族が安全かどうかを周囲に知らせるため、玄関先にかけるものです。

 

ワークショップの議論では、前提条件として「玄関にカギをかけて1階に降りた」というものがありました(ブログ「ワークショップから①」を参考にしてくださいね)。

 

玄関は施錠しないこと――次の揺れで、枠がゆがんで開かなくなってしまうことを防ぐため――と①でお伝えしましたが、家を出る際にできればもう一つ、お願いがあります。それは

 

「安否札」を玄関先にかけること

 

大きな揺れが収まって、マンション内で最優先にすべきことの一つが、居住者の安否確認です。一人でも多くの人が、自主的に「自分が無事」だと周りに知らせれば、確認作業はぐっとスムーズになります。留守なのか、けがをしたりして家から出られないのか、札が出ていない部屋だけを確かめればいいからです。

 

札は、凝ったものである必要はありません。写真のように、A4ぐらいのサイズで目立つ色がいいでしょう。ひもでさっと掛けられるようにし、ラミネート加工などしてあれば、雨でも安心です。裏面に「○○は○○へ避難しました」という情報も書き込めるようにしておけば、さらに役に立ちそうです。町内会で配布している地域もあるようですが、なければ、管理組合で作成して全戸に備えてはいかがでしょうか。

 

火の元を始末し、割れたガラスなどを片づけたら、安否札もお忘れなく。

 

ただ、大きな揺れが2度、3度と来た時は、安否札が出ていても、再度、無事であるか声掛けをした方がいいことは、言うまでもありません。

 

次回は、感震ブレーカーについてです。これも「初めて聞いたよ」という方がいるかもしれませんね。どうぞお楽しみに。

 

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