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ぼうさいこくたいワークショップから③

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大地震の発生直後にやってはいけないことシリーズ、前回は「ガス」と「電気」についてお伝えしました。今回は「水」です。

ワークショップの意見交換の前提条件の一つに、「台所とトイレの水を流した」というものがありました。大きな揺れの後、ちゃんと水が使えるか、心配ですよね。確かめてみたくなるのは当然です。

でも、ちょっと待ってください。もし排水管が破損していたら?  壁の内部に汚水が浸み出したり、下の階で水漏れが発生するかもしれません。先般の台風では、被災したタワーマンションで排水を禁止しているとの報道がありましたが、大地震の発生後も、キッチンやトイレなどの排水は控えてください。

 マンションの排水は通常3系統あります。トイレ(汚水)、お風呂・洗面所・キッチン(雑排水)、雨水です。生ごみを粉砕して流すディスポーザーがある場合は、キッチンを含めて別系統になります。それぞれ、各戸→横枝管→立て管→横主管→敷地外の排水管へ流します。また、それぞれの系統で、下の階だけは別だったり、1~3号室/4~6号室など、縦の線で区分されていたりします。

 排水管の材質は、塩化ビニール、鋳鉄、炭素鋼など、建設時期や使用箇所などでさまざまですが、大きな地震でそれらの管に亀裂が発生したり、継手部分が外れたりする危険があります。詰まりや腐食などで管が劣化していれば、その危険性はさらに高くなります。また、マンション内は無事でも、道路の排水管が破損したり、下水処理場がストップしてしまう例は、東日本大震災でもたくさん報告されています。

だから、大地震のあとは排水しない! これが大原則です。でも、いつまで使用を控えればいいの? どうすれば再開できるの? それが次回のテーマです。

 

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