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ぼうさいこくたいワークショップから①

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10月20日のワークショップでは、「大地震発生! 在宅避難のために備えておくこと」をテーマに、参加者の方に自由に意見交換していただきました。その際に、いくつかの前提条件をつけました。

築20年の10階建て分譲マンション、8階の自宅にひとりで在宅していた202x年正午、大地震が発生。料理中にガスは自動停止、感震ブレーカーが作動し電気も切れた状態だったのでそのままに。台所もトイレも断水はせず。ベランダから下を見ると、前の道路はうねった状態。玄関に施錠し、エレベーターで1階に行ってみた-などです。

この前提条件には、いくつかの不適切な行動があるのですが、分かりますか?

まず、自動停止したガスは、念のため元栓を閉め、電化製品のプラグも抜いておくのが安心です。水が出るかどうかも気になるところですが、排水管が破損している可能性があるので、トイレの水を流したりするのはやめましょう。

ベランダから周囲の様子も確認したいところですが、大きな余震が来るかもしれませんし、上から物が落ちてくるかもしれません。出るのは控えた方がいいでしょう。また、玄関は施錠せずに開けておきます。次の揺れでゆがんだりしたら、開かなくなってしまいます。ただ、混乱に乗じた空き巣などには注意しなければなりませんね。

最後にもう一つ、地震後にエレベーターを使ってはいけません。たとえ動いても、停電・故障などで緊急停止し、内部に閉じ込められてしまう恐れがあります。安全が確認されるまで、利用するのは控えましょう。

いかがでしたか? 今後も随時、より詳しい解説や役立つ情報をお届けします。ご期待ください。

 

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