新型コロナウイルスの影響で、入社式がとりやめになるなど、いつもと違う新年度がスタートしました。そんな中、名古屋では桜が満開に。今年もちゃんと咲いたなあ、とほっとした気持ちになります。
9年前、東日本大震災が起きた年も、同じように桜に元気をもらったことを思い出します。名古屋にいて、何か被害を受けたわけでもありません。それでも、毎日伝えられる被災地のニュースに、重苦しい気持ちが晴れることはありませんでした。
新型ウイルスの先行きが見えない中、大きな地震が起きたらどうなってしまうんだろう? そんなことを考えていたとき、ラジオ番組で、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実さんが「新型コロナ対策は、巨大災害対策に通ず」とのテーマでお話されているのを聞きました。
危機管理は、最悪を想定して事前に備えること。
いま、医療崩壊を起こさないで、限られた医療資源を活用するためには、在宅医療を進めざるを得ないが、これは、災害時の在宅避難に通じる考え方だということ。
首都直下や南海トラフなどの巨大地震が起きれば、当然、避難所は足りなくなるので、自宅で被災生活を送らざるを得ないということ。
このブログでも、マンションの在宅避難について繰り返し書いてきましたが、地震大国ならではの新型コロナ対策を考えていかなくてはならない、との言葉に、深く考えさせられました。