長期修繕計画の見直し自体は前回で一段落です。
今回はその後の展開についてです。
パワポで7項目のレポート
委員会として最後の仕事は、検討した内容をレポートにまとめることです。レポートと言っても、論文ではなくパワーポイント。それに補足資料を付けました。
目次は以下の通りです。
1.委員会の発足と検討状況
2.アンケートの結果
3.工事計画の見直し
4.資金計画の見直し
5.その他の提言
6.今後の進め方
7.未来に向けて
パワポは全部で24ページあり、4と5には「論点」「委員会案」を、7には委員会メンバーからの一言メッセージを記載しました。補足資料として工事計画の明細表、徴収額の一覧表など9項目、計20ページを追加。大部分は検討会で使ったもので、あらためて用意する手間はありませんでした。委員会で内容を確認した上で理事会、区分所有者説明会で提示しました。
説明会から臨時総会へ
説明会は平日の夜と休日の午前、いずれかに出席をお願いするかたちで開催しました。区分所有者の関心は高く出席率は80%を超えました。
席上の質疑はもちろんのこと、それぞれの論点について賛否を問うアンケートをとりました。いくつかの意見が寄せられましたが、レポートの変更を要するものはなく、委員会案の内容で臨時総会に付議することになりました。
臨時総会の議案書も、実質的に委員会で作成しました。
具体的には以下の5議案です。
1.長期修繕計画の工事計画見直し
2.駐車場使用料等の繰入先変更
3.機械式駐車場使用料の増額
4.修繕積立金の資金運用
5.管理費徴収額の増額
普通は一括して付議するのかもしれませんが、日頃から総会での部分修正は不可とされていることが念頭にあり、項目ごとに分けたような記憶が(あいまいですみません)。一部の議案が不承認となったときに整合がとれなくなってしまうという問題はあるのですが、みなさんのご意見はいかがでしょうか?
何はともあれ、結果的には全議案問題なく可決し、新方式をスタートさせることができました。
これで任務は完全終了! お疲れさまでした! と言いたいところですが、あと少し、仕事が残っていました。
通常総会は国交省様式の最新計画で
臨時総会に付議した計画は前年の4月スタートのため、可決された時点ですでに時間差が生じています。また数表等は国交省様式ですが、建物・設備の概要等、一部に未作成のものが残っていました。
そこで、新年度の4月スタートとして残高を実績に置換え、終点を1年ずらすとともに、足りない資料を追加し、国交省様式に合わせた計画書を作成し、2カ月後の定期総会に付議して承認されました。これで本当に完成です。
次回は、長期修繕計画を見直してみた感想、ポイントなどを振り返ります。(麻生&安田)
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