長期修繕計画 見直してみた!項目を絞るポイント

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機械式駐車場の整備費見直しに続き、ここからは、その他の費用についても触れておきたいと思います。

#6で紹介した通り、管理会社が作成した長期修繕計画表は「建築」92項目、「設備」46項目の計138項目で、それぞれ30年分ずつ。つまり138項目×30年=約4000の欄があります。でも、これらを全部見直していたらキリがありませんね。

 

【額が小さい項目はそのままに】

私たちの目的は、あくまで計画の見直しで、数学の正解を求めているわけではありません。計画に与える影響の大きさと労力を考え、金額が小さい項目は触らず、そのままにしておくことにしました。

そのような視点で見直し項目を絞っていくと、大きいのはやはり大規模修繕工事です。前回の工事は2013年、築14年目でしたので、もともとの計画通り次は2027年、その次は2041年としました。金額は2回で1億2000万円を超えます。主な工事は外壁関係と、仮設の足場。前回工事の最終見積もりである3600万円を参考に、補修の範囲や項目、金額が適正か、自分たちなりにチェックしました。

初回に比べてかなり増額されているのは明らかです。それでも、躯体コンクリートの補修、タイルの貼り替え、外階段床の長尺シート貼り替えなどが必要になることを考えれば、経年による増加はやむを得ないと判断しました。また駐車場の車路部の舗装は、色々ないきさつがあって築17年で全面改修したので、今回、増額修正しました。

話は少しそれますが、屋上の防水塗装は前回、コンサル会社に見てもらって部分補修にとどめたのが裏目に出ました。補修の後、3回ほど漏水が発生。我が家(最上階)も、大雨の後にリビングの天井から黄色い水がポタポタと落ちてきました。やむなく計画を前倒しし、全面防水塗装工事を行うことになったため、今回は周期を見直し、ルーフバルコニーの補修も盛り込みました。

次回は、水道メーターをめぐるハプニングを紹介します。(麻生&安田)

 

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