4月スタートにあわせ、昨年末から紹介してきた「管理計画認定制度」シリーズも、今回で最後です。そこでおさらい。
これは国の制度ですが、実際には県や市が一定の水準を満たしたマンションを「いいね!」認定するものです。
実は、マンションの評価制度はほかにもあります。
一つは(一社)マンション管理業協会の「マンション管理適正評価制度」。
もう一つは(一社)日本マンション管理士会連合会の「マンション管理適正化診断サービス」。
…ややこしいですね。どちらも国の認定制度と一括申請できます。
まず適正評価制度。認定制度と同じく4月にスタートし、管理会社経由で申請します。評価項目は認定制度の16項目を含む30項目。認定制度は合格・不合格しかありませんが、こちらは6段階にランク付けされます。結果はネットで公開されますから、成績優秀であれば市場価値の向上が期待できそうです。
適正化診断サービスは、管理組合に対して共用部分の診断レポートを作成・提供します。診断基準は認定制度に準拠し「S・A・B」の3段階で評価。診断結果に応じて、提携する日新火災海上保険の共用部分火災保険の割引を受けられます。診断は無料ですから、保険の更新時期が近ければ検討してはいかがでしょうか。詳しくは日新火災の代理店か管理士会連合会へお問合せください。
自分が暮らしているマンションの管理状況を客観的な目で評価されるのは、ちょっと緊張するかもしれませんね。でも良い評価は自信になりますし、改善点が分かれば次にやるべきことが見えてきます。認定を受けるには手間も費用もかかりますが、これを機会に「いいね!」と言われるマンションを目指していただきたいです。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。(麻生&安田)